ソマリアのユスフ大統領は、2日、「ソマリア暫定政府は、全土を支配した。ソマリアの持続的な安定を維持するため、アフリカ連合とIGAD・政府間開発機構が、いち早く、ソマリアに平和維持部隊を派遣するよう」呼びかけました。
ユスフ大統領は、この日、ケニアの港町であるモンバサで、ケニアのキバキ大統領と会談を行い、ソマリアの国内情勢が混乱していた時に、ケニア政府がソマリア政府に与えた支援に対して感謝しました。キバキ大統領は、その際、「ソマリア国内各勢力が、対話を通じて、ソマリアの平和と安定を維持することを支援するため、ケニアは引き続き努力していきたい」と語りました。
同じくこの日、エチオピアのメレス首相は、「エチオピア軍隊は、今後数週間のうちに、ソマリアから軍隊を撤退させる可能性がある。軍費の過度な支出で、エチオピアの軍隊は、長期的にソマリアに駐屯することは不可能だ」と述べた上で、国際社会が一刻も早くソマリアに平和維持部隊を派遣するよう呼びかけました。(翻訳:春生)
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