ソマリア暫定政府のデナリー報道官は29日、「ソマリア暫定政府は既にモガディシュのすべての主要な建物と港を制圧した」と発表しました。
デナリー報道官は「いまモガディシュの情勢は安定している。暫定政府はイスラム原理主義勢力である『イスラム法廷連合』の指導者を逮捕するため、捜査活動を続けている」と述べました。
一方、「イスラム法廷連合」の指導者のアハメド氏は当日、ソマリア南部の港町のキスマヨで「『イスラム法廷連合』は敵から逃げたりはせず、祖国で活動していく」と表明しました。
このほど発生したソマリアでの衝突は、28日に情勢が大きく変わり、ソマリア暫定政府軍は当日、いかなる抵抗もない情況の下で首都のモガディシュに進入ししましたが、これについて暫定政府は、政府所在地を南部都市のバイドアからモガディシュに移したと発表しました。
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