北京市の大学生就業指導センターがこのほど、同市の大学26カ所の2006年度卒業生1万4000人に対して調査を行った結果、同市の大学(専門学校生から博士までを含む)卒業生の初任給は平均2300元ということが明らかになった。北京の日刊紙「北京晨報」が伝えた。
中国工商銀行北京支店の求人担当者は「最近、給料について直接質問する学生は少ない。卒業生は理性的になってきており、最も多い質問は、発展の余地や研修の機会などについてだ」と述べた。
北京市教育委員会のデータによると、北京市の大学卒業生はここ数年増え続けており、2005年は15万人以下だったのが今年は17万人になった。来年の卒業生はさらに約3万人増加し、20万人を超える。うち大学院生は5万人を超える見込みだという。来年の就職率も今年と同じくらいで約90%と見られ、この比率で推定すると、2007年度の大学卒業生のうち、2万人が就職できなくなるという。
「人民網日本語版」より
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