ヨルダンのアブドラ国王は29日夜、ヨルダンを訪れたアメリカのブッシュ大統領と会談しました。双方は、中東地区の安全と安定を一日も速く回復し、イラクの今の悪化情勢を好転させるよう呼びかけました。
アブドラ国王はこの中で、パレスチナとイスラエルの和平交渉を回復させるため、中東和平プロセスの進展に努力するようブッシュ大統領に求めました。また、アブドラ国王は、アラブ諸国がイスラエルとの長期の衝突を終わらせるために打ち出した和平提案を支持するよう国際社会に呼びかけたほか、パレスチナ人民に必要な援助を提供するよう国際社会とアメリカ政府に呼びかけました。
これに対しブッシュ大統領は、「アメリカ政府は、イスラエルと共存するパレスチナ国家の樹立の促進などの約束を履行する」と述べました。
また、イラク問題について、双方は、「イラクの安全と安定の維持を支援し、イラクの政治建設が前進するよう促す必要がある」と強調しました。
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