イランのハメネイ最高指導者は28日、首都のテヘランで、社会の安定はイラクが直面する最も厳しい問題であり、安全保障のためイラクに手を差し伸べようとの考えを示しました。
ハメネイ氏は当日イランを訪問しているイラクのタラバニ大統領と会見した際、「イラク社会の安定と発展をイラクは望んでいる。イラク当局の要請があれば、イランはイラクの社会の安定のために全力を挙げていく」と語りました。
国連のアンナン事務総長も当日、ニューヨークの国連本部で、シリアとイランはイラク問題の解決に役割を果たすべきだ、と指摘した上で、シリアとイランにそれ相応の責任を負わせる、とアメリカに提案しました。
同じ日、イラク政府の要請に応じて、国連安全保障理事会は、イラクに駐在している多国籍部隊の滞在期間を来年の12月31日まで一年間延ばすという決議案を採択しました。
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