国連総会は27日、発展問題について特別会議を開き、ミレニアム発展目標の実現を目指す面で国際社会が収めた進展を振り返りました。
席上、アナン事務総長は、「アジア地域が進歩を遂げたため、世界は貧困撲滅という目標に予定通りに達することができる。しかし、その他の地域、特にアフリカの一部の国における目標の達成にはまだ長い時間がかかるだろう」と述べたあと、この目標を実現させるため、全面的な国家戦略を制定するよう発展途上国に呼びかけ、また発展途上国への援助提供という約束を確実の果たすよう先進諸国に求めました。
中国の劉振民国連次席大使も発言し、ミレニアム発展目標の実現について、「各国は自国の発展に主要な責任を負い、国内資源を十分利用し、社会各界の力を十分に動員すべきだ。また、国際協力を拡大し、それに必要な環境の改善に努め、公平、かつ公正な国際法則を制定し、その健全化を図っていくべきだ」と述べました。
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