国連環境計画はこのほど、声明を発表し「現在、一部の欧州国家が自国の電子ゴミを援助のかたちでケニアなどのアフリカ諸国に輸送している」と指摘しました。
この声明によりますと、ケニアがこうした有害な電子ごみをうまく処理できないため、亜鉛、カドミウム、水銀などの有毒物質が大量に生み出されました。これによって、地元住民はガンや、呼吸器系統、皮膚病などの発症率が以前より高くなりました。
今、ケニアの首都・ナイロビで国境を越えるごみの輸送の問題が話し合われていますが、国連環境計画は、有毒物質の処分に関する国際規則を厳格に遵守するよう、各国に呼びかけています。
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