青藏鉄道の開通と林芝(ニンティ)空港の開港により、西藏(チベット)の林芝地区に位置する世界最大級の峡谷、雅魯蔵布(ヤルツァンボ)大峡谷が内外の旅行者に人気の観光スポットとなっている。
雅魯蔵布大峡谷は喜馬拉雅(ヒマラヤ)山脈、念青唐古拉(ニェンチェンタンラ)山脈、横断(ホンドン)山脈が交差する場所にある。峡谷の深さは平均5千メートル、最深部で6009メートル、中心部の深さは平均2673メートル、峡谷片側の最大標高差は7057メートルに達し、最も狭い部分の幅は35メートルだ。
林芝地区観光局の李蘭平局長は「ここ数年で西藏(チベット)東部の観光が次第にブームになっており、2005年だけで内外の43万人が林芝地区を訪れた。今年は青藏鉄道の開通と林芝空港の開港にともない、地域全体の観光客は60万人を突破する見通しだ」と話す。(編集NA)
「人民網日本語版」2006年10月6日
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