一部の発展途上国の代表は25日、第61回国連総会の一般討論演説で、国際社会に対し、発展途上国が直面する困難とチャレンジに関心を寄せるとともに、発展途上国のグローバル化への適応に対して援助するよう呼びかけました。
カンボジアのハオ・ナムホン副首相兼外務大臣は発言の中で、「地球上の貧困を撲滅するため、先進国は政府開発援助(ODA)や市場参入、投資、技術などの面で発展途上国に対する規制を全面的に開放し、発展途上国がグローバル化の流れに追いつけるよう援助し、貧富の差を縮小させなければならない」と述べました。
またラオスのトンルン・シースリット副首相兼外相は、発展に有利な環境を作り上げ、発展途上国の利益を確実に保障するよう国際社会に呼びかけました。
この他ネパールのオリ副首相兼外相、ナイジェリアのオグウ外相、ボツワナのメラフェ外相も、WTO・世界貿易機関のドーハラウンド交渉に関心を示し、交渉をいち早く再開するよう呼びかけました。
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