重慶の大足石刻芸術博物館の責任者が21日、明らかにしたところによりますと、この10月、千手観音像の部分的な修復作業を行う予定です。大足石刻の千手観音の保護、修復作業を行うのは、今回が初めてのことです。
千手観音像は高さ7.7メートル、幅12.5メートルで、宝頂山の大佛湾の南崖東段にあります。岩壁に占める面積は88?で、800年余りの歴史があります。観音像には1007本余りの手が彫られています。その手は様々な仏具を持っていますが、ひとつとして同じものはありません。孔雀の翼の広げ方がそれぞれ違うように、正に目を奪わんばかりに金色燦然と輝いています。
専門家は千手観音がこれまで、4回修復されていることを発見しましたが、近代になって修復するのは初めてのことです。この千手観音像は今から300年余り前の清朝の時代に一度金箔を張る修復作業が行われています。
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