中国共産党中央政治局の李長春常務委員は11日、北京で、日本の作家、ノーベル文学賞の受賞者・大江健三郎氏と会いました。
席上、李長春常務委員は「中日両国の国民は歴史を鏡とし、未来に目を向けて相互尊重に基いて、友好的につきあい、また、手を携えて地域と世界の平和を維持すべきだ。これは両国国民の最大な願望である」と述べた上で、また、「大江先生は中国国民に親しまれる古い友人である。長い間、日本軍国主義の復活に反対してきた。また、平和の促進を主張し、両国の文化交流の面と友好事業の面で大きく寄与した」と話しました。
これに対して、大江健三郎氏は「中日の友好関係を促すため、両国国民、とくに若い世代の友好交流を促進していくべきだ」との考えを示しました。
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