今年は中国と東南アジア諸国連合(ASEAN)の対話関係の構築から15周年にあたり、「中国・ASEAN友好協力年」でもある。広西チワン族自治区南寧市では10月31日から第3回「中国・ASEAN博覧会」、「ビジネス・投資トップ会議」、「中国・ASEAN対話関係構築15周年記念首脳会議」が開催される。国務院新聞弁公室が6日、発表した。
商務部の高虎城副部長によると「中国ASEAN博覧会」では3300のブースを設置。そのうちASEAN諸国のブースはさらに増え、1千近くに達する見込みだ。8月末時点で国内外1800の企業・機関が参加を表明しており、ブースの申請は4019(海外は1013)に上った。ASEAN諸国の商品ブースの申請は614で、すでに前回のASEAN商品ブースの25%以上に達している。
広西チワン族自治区の陳武副主席によると、すでに7300件以上の投資プロジェクトが提案されている。ここから5千件余りのプロジェクトを選定して参加者に情報を提供し、会期中にいくつかの大型プロジェクトの契約締結を目指す考えだ。
高副部長によると、2005年に中国は対ASEAN貿易で、196億ドルの大きな赤字を出した。同年の中国とASEANの貿易額は前年比23%増の1303億ドルに達し、ASEANは中国にとって発展途上国の中で最大の貿易パートナーとなった。
高副部長は「中国とブルネイ、インドネシア、マレーシア、フィリピン、シンガポール、タイは2010年に自由貿易区を実現し、ASEANの新加盟国であるベトナム、ラオス、カンボジア、ミャンマーには5年の移行期間が与えられる。これを機に中国・ASEAN間のほとんどの製品が関税を撤廃され、両者間の貿易自由化が実現される」と述べた。(編集NA)
「人民網日本語版」
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