国連貿易開発会議(UNCTAD)のスパチャイ事務局長は2日長春で、「北東アジア国家は貿易の障壁をさらになくし、地域経済協力を強化することによって地域の融和を促進するよう」呼びかけました。
これはスパチャイ事務局長が長春で開かれている北東アジア経済協力フォーラムで述べたものです。スパチャイ事務局長はこの中で、「最近、北東アジア各国の二国間と多国間の貿易往来は増えたが、組織的な地域協力が欠けている。このため、北東アジア地域は正式な地域経済連携を形成する面で、ヨーロッパ、アメリカ、アフリカ、ひいては湾岸地域より遅れている」と指摘しました。その上で、スパチャイ氏は「北東アジア各国政府が投資政策の制定や投資環境の改善、それに物資、人材の国境を跨る交流の促進に力を入れると共に、ASEANが成功した経験を生かして、関税を減免し、外国企業の直接投資を積極的に利用すること」を各国に提案しました。
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