ブラジルを訪問した中国全人代常務委員会の呉邦国委員長は30日、ルーラ大統領と会談し、「中国は、ブラジルとの協調と協力を強め、中国とラテンアメリカ諸国との関係発展を共に促していく」との姿勢を表明しました。
呉邦国委員長は、「中国とブラジルは国際問題で多くの共同の利益があり、重要な国際問題と地域問題では同じか、或いは似通った見解を持っている。ブラジルは、中国とラテンアメリカ諸国との関係発展では重要な役割を果たしており、両国の関係を深めることは、両国国民の根本的利益にプラスとなるばかりか、地域と世界の平和、安定と繁栄にも有利となる」と述べました。
これに対しルーラ大統領は、「ブラジルは中国がラテンアメリカ地区の発展プロセンスに参与することを歓迎し、協力の過程で高いに学びあい、共同の発展を促していきたい」と述べました。
なお、呉委員長はこの日、ブラジル上下両院の議長とも会談しています。
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