全人代常務委員会の呉邦国委員長は25日北京で、「中国はベネズエラと共に努力し、両国の関係を発展途上国間での平等互恵と真摯な協力での見本にしていきたい」との姿勢を表明しました。

　これはこの日北京で。ベネズエラのチャべス大統領と会談したとき述べたもので、呉邦国委員長は、「中国側は、台湾問題、チベット問題と人権問題などでベネズエラが中国に貴重な支持を示したことを高く評価している」と述べました。

　これに対しチャべス大統領は、今度の中国訪問は成功を収め、両国関係の発展を促すに違いないとの考えを示した上で、「ベネズエラと中国との経済協力と貿易、エネルギー、電信、観光と農業など諸分野の互恵の協力を絶えず推し進めていく」と述べたあと、一つの中国の政策をこれからも実施していくとのベネズエラ政府の立場を改めて示しました。