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呉邦国全人大常務委員長、ラテンアメリカ歴訪
   2006-08-28 15:12:31    cri
 中国の全国人民代表大会常務委員会の呉邦国委員長は28日、北京を発ち、ブラジル、ウルグアイ、チリのラテンアメリカ三ヶ国の正式友好訪問を始めました。この訪問は去年9月、胡錦濤国家主席のメキシコ訪問の後、中国がラテンアメリカに対して行うもう一つ大きな外交行動です。

 今回の歴訪は8月28日から9月9日にかけて行われるもので、同行する全人代常務委員会の曹衛洲副秘書長は次のように紹介しました。

 「訪問期間中、呉委員長は三ヶ国の主な指導者やラテン議会の議長と、国際情勢や共に関心を寄せる重大な問題について、意見を交わし、両国間の貿易や互恵協力を促すルートを検討する。議会間の往来を緊密にする見解を打ち出し、国際と地域問題に関する関係国と議会組織との協力を強めていきたい」

 今回、呉邦国委員長が最初に訪問する国はブラジルです。中国とブラジルは1974年国交を樹立しました。ラテンアメリカで一番の大国であるブラジルは、中国と戦略的パートナー関係を結ぶ初めての発展途上国で、ラテンアメリカにおける中国の重要な貿易パートナーでもあります。2005年、中国とブラジルの貿易総額は150億ドルに近く、ラテンアメリカ諸国との貿易総額の三分の一を占めています。今年、両国の貿易額は飛躍的に増加し、上半期だけで100億ドルに近づいています。

 ウルグアイは今回歴訪の二番目の国です。1988年中国とウルグアイが国交を樹立して以来、両国関係は安定して発展し、経済、貿易、文化、科学技術などの分野の交流と協力は日増しに強化されており、国際的な実務でもうまく協力しています。経済貿易面では、2005年、両国の貿易額は4億ドルあまりに達し、ウルグアイにとって中国は羊毛の一番の輸出先です。現在、双方は更に相互補完性を見出し、伝統的な貿易を維持すると共に、新たな協力分野を模索しながら、貿易の多元化を共に推し進めています。

 チリは歴訪の最後の国です。南アメリカ諸国では、チリは初めて中国と国交を樹立した国であり、国連における中華人民共和国政府の合法的な議席の回復を支持した国であり、中国のWTO加盟に関して、両国協定に調印した初めての国であり、中国の完全な市場経済地位を認め、両国の自由貿易協定を結んだ初めての国でした。こうしたことは両国関係の発展に拍車を掛けています。国交樹立以来36年間、両国関係は順調に進んでおり、経済貿易関係は迅速に発展し、協力における大きな潜在力を見せています。両国の経済貿易面の補完性は強く、中国にとってチリはラテンアメリカにおける最大の貿易パートナーで、チリにとって中国は銅製品の一番の輸出先です。両国は国際と地域組織でも良好な協力関係を保っており、全面的な協力パートナー関係を結んでいます。

 今年、中国全人代とチリ議会は、政治対話メカニズムを樹立し、対話委員会を設立して、両国で会議を開き、両国関係の全面的な発展を推し進めています。

 ブラジルを訪問する期間中、呉邦国委員長はサンパウロに本部を置くラテンアメリカ議会を訪問することになりました。ラテンアメリカ議会はラテンアメリカとカリブ地域でもっとも重要で、代表的な議会間組織で、地域の平和、安定と発展に特別な役割を果たしています。2004年、中国はラテンアメリカ議会の初めての地域外オブザーバーとなり、議会との関係は順調に進んでいます。

 曹衛洲副秘書長は「今回の歴訪は友情を強め、共同認識の範囲を広げ、協力を促し、発展に手を携えるものだ」と話しています。

呉邦国
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