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呉邦国委員長、四カ国歴訪を開始
   2006-05-17 16:12:26    cri

 全国人民代表大会常務委員会の呉邦国委員長は今日(17日)北京を離れ、15日間にわたるルーマニア、モルドバ、ギリシア、ロシアなどの四カ国への公式訪問を始め、モスクワで行われる上海協力機構議長会合にも出席することになっています。今回の四カ国歴訪の目的はこの四カ国との関係の発展や議会の交流を強化するだけでなく、各国との経済貿易関係の調和を取れた発展を促進することにもあります。

 呉邦国委員長の今回の訪問は一部のメディアに「五月の中国とヨーロッパの友好の旅」と呼ばれています。ルーマニアとモルドバはそれぞれ、ヨーロッパの中部と東部における中国の古い友好国と新しい友好国であり、ヨーロッパ南部にあるギリシアは中国と2400年余りの交流の歴史を持っており、広い国土を持つロシアは中国の最も大きな隣国であり、重要な戦略パートナーでもあります。この四カ国はいずれも中国と友好関係を保っていることから、「相互信頼を促進し、友情を固め、協力を強化することによって、共同発展を図る」ということは今回の歴訪の目的と方針となっています。全国人民代表大会常務委員会の曹衛洲副事務局長は今回の訪問の意義について、(録音効果入り)、「この四カ国はいずれも中国との関係発展を重視し、国際問題と地域問題での中国の地位と作用を重視し、双方の各分野での協力を強化させていくという強い願いを持っている。呉邦国委員長の今回のこの四カ国に対する公式訪問と上海協力機構議長会合の参加はこの四カ国との関係を促進し、そして中国とヨーロッパとの関係を促進する上で、重要な意義がある」と述べました。

 現在、経済貿易の交流と往来は双方の関係発展の中で重要な地位を占めています。訪問期間中、中国全人代と各国議会の交流と協力を強化させる一方、呉邦国委員長は中国政府を代表して、各国と経済貿易などの分野で着実に協力を行うという提案を提出する予定です。曹衛洲副事務局長は更に、(録音効果入り)、「今回の歴訪は、中国とロシア両国のエネルギー、投資、ハイテク技術などの分野における大型プロジェクトの協力を推し進め、ギリシアの港と海運の優位性を充分に利用し、両国企業の造船と船の修理、貨物運輸、港の建設などの面での協力を強化するほか、中国とルーマニアの大型協力プロジェクトの早期実施を推し進め、中国企業のモルドバへの進出を支持する。これによって、この四カ国との文化教育、科学技術、観光、オリンピックなどの分野での協力は一層強化されるだろう」と述べました。

 今回の訪問は、中国全人代とロシアの連邦会議と国家会議   が定期交流メカニズムに基づいて、行ったはじめての会議であり、上海協力機構議長会合の初めての会合でもあります。この二つの会合が全てロシアで行われることから、中国とロシアの関係は再び焦点となりました。二ヶ月前、ロシアのプーチン大統領は四回目の中国の訪問を終え、「ロシアの発展と振興の鍵はロシアと中国関係にかかわっていることから、両国関係を戦略的な見地に立ってみるべきだ」との態度を示しました。これに対して、曹衛洲副事務局長は、「両国の政治面の相互信頼は絶えず強化され、両国関係は既にこれまでになかった高いレベルに引き上げられた」と述べました。

呉邦国
v 呉邦国委員長 世界議長会議で講演 2005-09-11 16:32:58
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