中国の新聞『人民日報』は5日、国家環境保護総局の文章を掲載しました。この文章は、「現在、中国の経済成長の加速と環境保護の矛盾が極めて深刻なものである。各地政府は環境保護を強化し、汚染排出を減少しなければならない」と強調しました。

　この文章はまた、「これまでに生じた環境問題はまだ解決されておらず、新しい問題がどんどん現れてきた。現在、主要な汚染物質の排出量はすでに環境の負荷能力を超え、都市部を流れる河川はほとんど汚染されている。国土面積の三分の一が酸性雨の影響を受けている。90％以上の天然草原が退化し、生物の多様性は減少している。先進国では百年にわたる工業化プロセスが進む中で徐々に現れた問題が、中国ではすでに集中的にあらわになった」と指摘しました。