レバノンとイスラエルとの軍事衝突は24日、13日目に入りました。
イスラエル軍地上部隊はレバノン北部への侵攻を続け、レバノンのイスラム教シーア派武装組織ヒズボラと引き続き激しい戦闘を繰り広げています。
そしてイスラエル軍戦闘機もレバノン南部のティール地区とパレスチナの難民キャンプを空爆し、数十人の死傷者が出ました。
報道によりますと、ヒズボラはすでに、人質交換についてのイスラエルとの交渉斡旋を政府に委託することをに同意しました。レバノンのシニオラ首相は、「いまの危機解決にはまず、イスラエルに拘束されたレバノン人の釈放、イスラエル軍の占領下にあるサバア農場の撤退、レバノン領土での地雷設置図の提出などの保障が必要だ」と述べました。
一方、イスラエルのリブニ外相は「停戦条件として、レバノンが拉致したイスラエル軍兵士の釈放、ヒズボラの武装解除とレバノン政府のレバノン南部での軍隊の撤退が必要だ」と改めて強調しました。
この日、イスラエルを訪問中のアメリカのライス国務長官は、「危機解決のルートは国連安保理の第1559号決議に従い、ヒズボラの武装を解除し、レバノン政府の南部での軍隊駐屯である」と述べました。
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