国連のアナン事務総長は20日安保理に中東地区の当面の緊迫した情勢の説明をすると共に、レバノンとイスラエルのイスラム教シーア派民兵組織ヒズボラとの軍事的衝突を直ちに終わらせ、中東地区の恒久的平和を実現させるため、提案を提出しました。
アナン事務総長は、レバノンのヒズボラがイスラエルに襲撃を加えたことを厳しく非難すると共に、ヒズボラの挑発行動は今回の危機を招いた。イスラエルは自衛の権利を持っているが、過度武力使用行為も非難されるべきである。国連中東危機処理3者チームの提案に基づき、停戦を実現するには、拉致されたイスラエル軍兵士を釈放すること、レバノンに平和維持部隊を増派することと国境画定線を認めるなど三つが問題解決の基礎になるべきである」と述べました。
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