イスラエルは14日夜、またもレバノンの首都ベイルートの幾つかの目標に襲撃を加え、ヒズボラ傘下の放送ビル、本部などが爆撃されました。
この紛争のエスカレートに対し、国連安保理は14日、緊急会議を開きました。会議で発表された声明は、アナン事務総長が三人からなる危機チームを中東地区に派遣することを決めたことに歓迎の意を表わすと共に、このチームと協力するよう各関係方面に呼びかけました。
また、同じく14日、中国の劉振民国連常駐副代表は、最大限の自制と冷静を保ち、外交ルートを通じて、当面の危機を解決するよう中東地区の関係方面に呼びかけました。
ロシアのプーチン大統領は紛争を起きた各方面に対して、直ちに軍事行動を停止するよう呼びかけました。アメリカのライス国務長官も、それぞれ、イスラエル、レバノン、パレスチナの関係指導者、アナン国連事務総長と電話会談を行い、自制を保つようレバノンとイスラエル双方に呼びかけ、また、レバノンに対して、ヒズボラを解散させるよう求めました。
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