|
レバノンとイスラエルの軍事衝突は22日11日目に入り、イスラエル軍は引き続き、レバノン南部で一部の携帯電話用のアンテナ施設とテレビ局の送信施設に対して空爆を行いました。
また、イスラエル軍の地上部隊はこの日、国境を越えて、ヒズボラと戦闘状態となりました。イスラエル軍は、「地上部隊はすでに、レバノンの南部国境地域の村マルンラスを制圧した」と発表しました。この村はレバノンのヒズボラがイスラエル北部にミサイルを打ち込むための拠点のひとつだということです。
また同じ日、レバノンのシニオラ首相は「政府は現在、ヒズボラと接触し、停戦に向けて説得を行っている。しかし、もしレバノン軍がイスラエル軍の攻撃を受ければ、レバノンは反撃する」と述べました。
それと同時に、国際社会は引き続き停戦を呼びかけています。イランは、「軍事手段でレバノンとイスラエルの衝突に介入することはない。しかし、レバノンを政治的、外交的に支持する」と表明しました。ヨルダンとフランスは、全面的な停戦を、双方に再度呼びかけました。
また、EU・欧州連合、ロシアなどは、「レバノンに人道的援助を提供する」と発表しています。
|