アメリカのライス国務長官は21日、「23日中東地区に向けて出発し、イスラエルとレバノンとの武力衝突を調停することになる」と発表しました。
ライス国務長官は、「訪問期間中、イスラエルのオルメルト首相、パレスチナ自治政府のアッバス議長と会談すると共に、ローマに赴き、中東問題に関する国際会議に参加し、EU・欧州連合とアラブ諸国と一緒にラバノンが直面している政治、経済および安全保障問題の解決に支援を与えることになる」と述べました。
ライス国務長官はまた、イスラエルとラバノンイスラム教シーア派の民兵組織ヒズボラに対して直ちに停戦を求める国連やEU、及びアラブ諸国の呼びかけについては消極的な姿勢を示し、「単なる停戦はなんの意義もない。双方は、安定的、かつ恒久的平和を実現するため条件を作るべきである」と述べました。
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