アメリカはこのほど、四年後に韓国に戦時作戦指揮権を返還することに同意しました。これが実施されれば、韓国は戦時に自国の軍隊を指揮して作戦を行う権利を持つようになります。
韓国の新聞「朝鮮日報」の19日付けの報道によりますと、アメリカは7月13日と14日の両日にソウルで開かれた韓米安全保障政策構想会議(SPI)で韓国に対し、「2010年に韓国に戦時作戦指揮権を返還したい」と述べました。これは、アメリカが初めて韓国に戦時作戦指揮権の返還期日を通告したものです。
これに先立って、韓国政府は2011年か2012年にこの指揮権を取り戻すよう計画していました。一方、アメリカ側は「韓国軍隊の作戦指揮能力が著しく向上したことから、アメリカはさらに早く返還すべきだと判断した」ということです。
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