中国はこのほど、2005年の各省と自治区の1人当りのGDPエネルギー消費量を公表しました。これは中国で初めてエネルギー消費量が発表されたことになり、各地の経済成長によるエネルギーの消費状況が数量化・透明化の段階に入ったことを表しています。
中国政府は、向こう5年間の発展計画の中で、2010年までに、1人当たりの国内総生産を2000年の倍に増やすと同時に、1人当たりのGDPエネルギー消費量を去年末より20%減少させる目標を示しました。エネルギー節約を経済成長と同じく重要な位置に置いたことになります。
伝えられるところによりますと、今回発表したデータは、向こう5年間各地のエネルギー消費を減らす割合を計算する基準となるということです。去年、全国でエネルギー消費が最も多かったのは寧夏自治区で、最も低かったのは北京市と広東省でした。
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