国連の予算を担当する国連第5委員会は28日、去年の12月に採択された国連の予算に対する上限を設置する決定を取り消し、アナン事務局長が今年と来年の余った予算を使うことを許可しました。これによって、国連が全面的な財政危機に陥ることは避けられました。
アメリカや、日本、オーストラリアは第5委員会の決定に異なる意見を提出しましたが、77ヶ国グループの南アフリカのクマロ国連大使は「予算への制限は国連改革を妨げ、一部の国が権力を濫用する資本となった。当面の急務は相互信頼を確立することだ」と強調しました。
第5委員会の委員長は最終的に、予算への制限の解除を確認し、30日に開かれる国連総会で採択することを提出しました。
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