ベルギーのブリュッセルで2日間にわたって開かれていたEU・欧州連合首脳会議は16日、閉幕しました。会議は、欧州憲法条約の将来やイランの核問題、及びパレスチナ民衆への援助提供などの問題で合意しました。
欧州憲法条約は今回の首脳会議での主な話題で、会議は、来年前半の議長国ドイツが議論のたたき台を作り、2008年後半までに解決策を見出すことで合意しました。
会議は、イスラム原理主義組織のハマスが指導するパレスチナ自治政府を通さずに、7月の初めまでに、パレスチナ民衆に1億ユーロの経済援助を提供することを決定しました。
イランの核問題について、会議は声明を発表し、イラン核問題の解決に関する6カ国の新しい包括案に積極的な反応を示すようイランに求めました。
|