世界銀行は14日、研究報告を発表し、「中国政府は都市交通分野における役割を強化し、大都市で自動車の急増による交通渋滞や空気汚染が深刻化している問題に対応すべきである」と指摘しています。

　報告は、「自動車が絶えず増えるにつれて、中国の大都市はますます、交通渋滞や空気汚染の悩みを抱えている。中国政府が政策の制定によって、都市交通発展の面での地方の成功した措置を奨励し、環境の改善や都市の住みやすさに力を入れるよう希望する」としています。

　世界銀行の専門家は、「中国の自動車保有台数の増加は目立っている。中国は最近、一連の措置を講じて、省エネの自動車技術やクリーンエネルギーの使用を提唱し、公共交通のサービスを改善し、石油の消耗や温室ガスの排出を抑制する面で大きな成果をあげている」と述べました。