ココシリ自然保護区の責任者によりますと、今年の5月中旬以来、ココシリに生息するチベットカモシカは、青海?チベット鉄道の敷設と同時に専門的に開設された野生動物の行動ルートにそって移動しているということです。
中国高山地帯を縦横する青海?チベット鉄道は世界で海抜が最も高く、距離も最も長い鉄道ですが、その敷設による野生動物の生息への影響を小さくするため、鉄道の設計者はココシリなどの自然保護区を避けたコースを設計しています。つまり、野生動物の生息と移動コースなどに基づいて、関連地区で3本の新しい移動コースを開設して野生動物の生息、移動と繁殖を保障しています。
報道によりますと、今年の5月から、ココシリに生息するチベットカモシカは子を産むために大規模な移動を始め、これら3本の移動コースを通過したとのことです。
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