アメリカ、ロシア、中国、イギリス、フランス、ドイツの6カ国の外相が6月1日、イラン核問題で合意した後、イランは2日、「無条件で公正的な交渉をしたい」と表明しました。しかし同時に、「イランは核技術開発の権利を持っている」と改めて強調しました。一方、アメリカも、「核計画を放棄するようイランに要求する」との立場を改めて強調しました。
イランのラリジャニ核交渉代表は2日、「イランは、いかなる無条件で公正的な交渉をするつもりだ」と述べると同時に、「西側はイラン核問題で口実を設け、非合理的な条件を提出すべきではなく、交渉の場に戻り協力を行うべきだ」と指摘しました。
同日、アメリカのライス国務長官はメディアのインタビューに答えた際、「アメリカがイランとハイレベル交渉を行う可能性がある。しかし、イランは6カ国の合意に早速反応を示さなければならない。そうでなければ、国連の制裁に直面するだろう」と強調しました。
|