ベトナムのブー・コアン副首相は2日、ホーチミン市の統一宮殿で、ベトナムでAPEC・アジア太平洋経済協力機構貿易相会合に出席している中国の薄熙来商務相と会談を行いました。双方は、両国関係、特に経済貿易協力の関係強化などの問題について、広く意見を交換しました。

　ブー・コアン副首相は会談の中で、「ベトナムと中国の経済貿易関係は順調に発展しており、双方の貿易額は今年、100億ドルに達する可能性がある。両国が中国ASEAN・東南アジア諸国連合首脳会合（10＋1）やAPECでより良い協力を行っている」と述べました。

　これに対して、薄熙来商務相は、「経済貿易協力を深めることは、両国の根本的な利益に合致する。貿易を発展させると同時に、両国は投資面での協力を強化することもできる。中国政府は、中国企業がベトナムでインフラ施設建設などを行うことを奨励する」と述べました。