中国の薄熙来商務相は、「中日関係は、まだ政治と経済が両方とも冷え込んだわけではない。しかし、経済貿易の発展の速度が遅くなったことは双方の利益に合わない。両国は政治的に好ましい環境をつくった上で、未来に目を向けて、経済貿易協力を全面的に強化していくべきだ」と述べました。
これは薄熙来商務相がこのほど、日本で開かれた中日省エネ環境綜合フォーラム及び中日双方の投資促進機構による第14回定期合同会議に出席した際、記者のインタビューに答えて述べたものです。
薄熙来商務相はその中で、歴史や靖国神社の問題に触れ、「現在中日関係は重大な困難に直面している。その原因は、日本の指導者が第2次世界大戦中の日本のA級戦犯を祭っている靖国神社を参拝し、中国人民を含む広汎な被害国の人民の感情を傷付け、中日関係の政治的基盤を損なったことだ。日本の政治家は歴史問題を適確に処理し、靖国神社に再び参拝すべきではない」と述べました。
薄熙来商務相はまた、「当面の情勢の下で、中日経済貿易関係を一段と発展させると共に、双方は未来に目を向け、両国の貿易と投資の安定的な成長のために良好な政治的環境をつくるべきだ」と強調しました。
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