アラブ連盟のムーサ事務局長は30日、北京で「アラブ連盟は中東問題における中国の役割を高く評価する」と述べました。
ムーサ事務局長はその中で「中国はこれまで、アラブ諸国の正義の事業と合法的な権益を支持している。アラブ連盟はスーダン、イラク、パレスチナなどの問題で中国と協議し、より確実で効果のある解決の道を求めていく」と述べました。
パレスチナとイスラエル問題について、ムーサ事務局長は「アラブ連盟は、イスラエル占領下の領土の返還、パレスチナ国の樹立、イスラエルとの関係正常化実現などこの前に提出された提案を認めるようパレスチナに説得している」と述べました。また、イラクの再建におけるアラブ連盟の役割について、ムーサ事務局長は「アラブ連盟は主に、イラク内部の各派の和解に協力する」と述べました。さらにイランの核問題について、ムーサ事務局長は「核問題はイランに関わっているだけではなく、イスラエルにも関わっている。中東地域の核問題に関する情勢は各国に関わっている。中東地域に非核地域を設けるべきだ」と述べました。
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