インドネシア・ジャワ島のジョクジャカルタでは現地時間27日朝、マグニチュード5.9の地震が起きましたが、29日の最新統計によりますと、今回の地震で死者は5100人に達したということです。現地には、国際社会が提供した援助物資が相次いで届けられ、大規模な救援活動が行なわれています。

　インドネシア政府は28日夜、ジャワ島で大地震が発生したことで、3ヶ月の予定で非常事態を宣言しました。その目的は、被災者に食料を提供し、衛生保健の保障を行ない、避難所を建てるためだということです。一方、地震で二日間閉鎖されたジョクジャカルタの空港は部分的に再開され、28日夜、シンガポールとオーストラリアの救援輸送機がここに着陸しました。

　インドネシア駐在の中国大使館に寄りますと、中国国際救援チームの一行43人は29日午後、飛行機で地元に着き、救援活動を始めるということです。