インドネシアジャワ島中部のジョグジャカルタ付近で、27日にマグニチュード5.9の強い地震が発生しましたが、28日の最新統計によりますと、地震により、すでに4600人あまりが死亡し、数万人が負傷したとのことです。国際社会は引き続き被災地へ、人道主義支援を提供しています。
中国の胡錦涛国家主席は27日、インドネシアのユドヨノ大統領にお見舞いの電報を送りました。また、中国政府は被災地に200万ドルの資金援助を緊急に行うと決定した上で、被害の情況に応じて、救援チームや物資の提供を検討することを明らかにしました。
28日、アメリカのブッシュ大統領は、インドネシアへ提供する緊急援助資金を、先に発表した50万ドルから250万ドルに増やすと発表しました。
国連のアナン事務総長は27日、地震の犠牲者とその家族に、哀悼とお見舞いの気持ち表すと共に、国連の人道主義援助を提供すると明らかにしました。
EUの欧州委員会もこの日、インドネシアの地震救援活動に協力するため、300万ユーロの緊急援助を提供すると発表しました。
このほか、国連児童基金会や、OIC・イスラム諸国会議機構、イギリス、オーストラリア、イタリアなどの国際組織と国が、いずれもインドネシアの被災地を支援するとの意向を示しました。
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