ロシアを訪問中のパレスチナ自治政府のアッバス議長は15日、パレスチナとの交渉を再開するようイスラエル新政権に呼びかけ、「交渉は衝突を解決する唯一の有効なルートだ」と述べました。
アッバス議長はこの日、ロシア南部の都市ソチでロシアのプーチン大統領と会談した際、「パレスチナは、和平交渉によって双方が共に満足できる解決案を見出すことができると信じている。中東和平『ロードマップ』計画は依然として有効であり、衝突を解決する重要な計画だ」と語りました。
アッバス議長はまた、暴力を放棄するようイスラム原理主義組織ハマスに促しました。
一方、イスラエル政府は15日、「ハマスがイスラエルを認めるまでは、イスラエルは和平交渉を再開しない」と表明しました。また、ハマスもアッバス議長の呼びかけを拒否し、「抵抗を放棄するよう求めるいかなる発言も受け入れられない」と強調しました。
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