パレスチナ自治政府のアッバス議長は4日、談話を発表し、イスラエルとの和平交渉を即時に再開するよう呼びかけました。
アッバス議長はその際、中東の和平を目指す「ロードマップ」計画を履行して、1967年から、イスラエルがパレスチナの領土を占領することを終わらせるため、イスラエルとの和平交渉の再開を希望すると述べると共に、一方的行動を取らないようイスラエル新政府に要求しました。
4日夜、オルメルト氏を首相とするイスラエル新内閣が発足しました。オルメルト首相はその演説で、パレスチナとの和平交渉を再開する意向を示す一方、「もし、交渉ができなければ、一方的行動を取って、ヨルダン川西岸のユダヤ人入植地を撤去し、イスラエルの最終的国境線を画定する」と表明しました。
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