中国外務省の劉建超報道官は11日北京での記者会見で、「中国側は、各方面が引き続き外交努力を展開し、平和交渉によるイランの核問題を解決するよう希望する」と表明しました。
その中で、劉建超報道官は、「国際社会の関係方面がイランの核問題について、協議を行っている。イラン核問題での中国の立場は明確なものである。それはつまり、中国側が、現有の国際核拡散防止システムを断固擁護し、中東地域の平和と安定の維持に努力することである。中国は、各方面が引き続き外交努力を展開し、平和交渉によるイランの核問題を解決するよう希望する」と述べました。
劉建超報道官はさらに、「平和的な方式や外交手段によるイラン核問題の解決は中国の利益に符合するばかりでなく、世界の他の国の利益にも合致する」と強調しています。
また、中国はアメリカがイランに対して制裁を実施することに賛成するかどうかという記者の質問に対し、劉建超報道官は、「中国は制裁や武力脅威を通じて、国際紛争を解決することに賛成しない」と明らかにしました。
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