国連安全保障理事会の5つの常任理事国とドイツの6カ国が参加したパリ高官会合が2日夜終了しました。会合は、イラン核問題で合意に達することができませんでした。
会合後、アメリカのバーンズ国務次官は記者団に「今回の会合は、国連憲章7章に基づいて、イラン核問題の解決をめぐる安保理決議案に合意できなかった。各国は、これについて引き続き協議していく」と示しました。
中国代表の崔天凱外務次官補は、会合に先立って、「中国は、依然として外交や交渉を通じて、イランの核問題を解決することを主張している」との中国の立場を表明しました。
同じこの日、アメリカ国務省のマコーマック報道官は「アメリカは、依然として外交手段によるイラン核問題の解決に努力しており、軍事解決は議事日程にのぼっていない」と語りました。
イラン最高安全保障委員会のラリジャニ事務局長は当日、「イランは対話と平和的な方式を通じて、イラン核問題を解決することを希望するが、その条件としては、イランが核エネルギー平和利用の権利を持つことを確保すべきである」と示しました。
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