国連安保理は25日、議長声明を発表し、チャドとスーダンの関係悪化に強い関心を払い、両国が今年2月に調印されたトリポリ協定に基づき、相互信頼関係を結ぶ措置を取るよう促しました。
安保理の今月の輪番議長、中国の王光亜国連大使はこの声明を読み上げチャドの反政府武装勢力が首都ヌジャメナを襲撃したことを非難し、武力で政権を奪おうとする如何なる企ても受け入れられないものだと強調しました。そして、、チャドやスーダン、その地域のあらゆる国の主権や統一、独立、領土保全を支持することを改めて明らかにし、「国連加盟国は国際関係の中で、武力や武力脅威を使ってはならず、国連の主旨に符合しないその他の手段で他の国の領土保全と政治独立を損なってもならない」と指摘しました。
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