中国の胡錦涛国家主席は19日、シアトルで、中米経済貿易関係について演説を行い、両国の経済貿易関係の発展について中国の政策や主張を詳しく説明しました。
胡錦涛主席はワシントン州とシアトル市のビジネス界と友好団体が開いた昼食会の席上、「互恵協力を深め、共に発展する」というテーマで演説を行いました。この中で、胡錦涛主席は、「実践が証明したように、経済貿易協力は中米関係発展の重要な支えであり、両国人民に実際の利益をもたらした。発生した問題に対しては、双方は対等な話し合いと対話によって互恵協力を拡大する中で適切に解決すべきだ」と強調しました。
胡錦涛主席はまた、中米貿易のアンバランス、知的所有権保護、人民元為替レート、中国のエネルギー政策など、アメリカが関心を寄せる問題について中国の主張を述べました。
中米経済貿易協力を一段と深め、両国の建設的な協力関係の全面的発展を推進するために、胡錦涛主席はさらに、中米双方が共に協力してアジア太平洋地域や世界経済の発展と繁栄を促進し、国際自由貿易体制を擁護すると同時に、両国の協力分野を拡大させていくといった内容の提案を行いました。
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