モロッコを訪問したパレスチナ自治政府のアッバス議長は13日、パレスチナ側は、新和平案・ロードマップを踏まえたパレスチナ・イスラエル問題の解決を堅持していくことを表明し、一方的行動計画を放棄して交渉のテーブルに戻るようイスラエル側に求めました。
アッバス議長はその際、「ハマスは世界が公認する民主的選挙によって政権の座についたのであり、イスラエルとその他いかなる国もこの現実を受け入れるべきだ」とした上で、イスラエル政府がパレスチナ新政府に対する固辞的な立場を捨てるよう要求し、また、ロードマップを基に政治的対話をおこなってこそ、パレスチナ・イスラエル紛争を解決することができるとの考えを示しました。
別の報道によりますと、ロシアのプーチン大統領は当日モスクワで、ロシアは、ロードマップを踏まえイスラエルと平和共存できる独立国家を構築するというパレスチナの立場を支持するとの姿勢を表明しました。
このほか、当日トルコ最大の都市イスタンブールで閉幕したGCC・イスラム諸国会議機構の第四回大会で発表された「イスタンブール宣言」は、ハマスをパレスチナ人民の合法的代表と認めるよう国際社会に呼びかけました。
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