国家統計局工業交通統計司の責任者は30日、国有企業の2005年の利益と欠損について説明した。主な内容は次の通り。
最近メディアが「05年は国有企業の欠損が過去2番目の規模になった」、「国家統計局によると、05年の国有企業の欠損額は1026億元に上った」などと報道したが、これは事実にまったく合致しない。
05年の国有系工業企業の利益の基本的状況は次の通りだ。通年の利益は前年比17.4%増加の6447億元に上り、うち赤字企業の欠損額は同56.7%増加の1026億元だった。この「6447億元」という数字は、黒字企業の利益額7473億元から赤字企業の欠損額1026億元を差し引いたものであり、利益と欠損との相殺後の最終的な利益額だ。
統計局の05年統計データの調査対象範囲は2万9千社の国有系企業で、全ての国有企業を網羅しているわけではない。財政部はこのほど05年国有企業の利益を9047億元(同25%増)と発表しており、この数字は工業企業、建設企業、卸小売企業など、金融分野を除く各業界の全ての国有系企業約12万社の利益・欠損相殺後の利益額を示している。
「人民網日本語版」
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