中国商務省研究院の多国籍企業研究開発センターの王志楽主任は18日「中国は、自主的革新能力を向上させるため、多国籍企業の役割を十分活用しなければならない」と述べました。

　これは、王志楽主任が北京で開かれた中国発展サミット2006年年次会議で述べたものです。王志楽主任はまた「多国籍企業は、研究開発センターを通じて、直接中国で新しい技術の研究と開発を進めており、中国への技術導入の規模を拡大し、そのテンポを速めている。多国籍企業は、中国を世界的研究開発システムとネットワークに組み入れ、技術革新システムにおける中国の地位を高めた」と述べました。

　現在、海外の多国籍企業は、中国の技術導入の主力となっています。商務省の統計によりますと、2005年までに、中国が導入した技術のうち51％が外資企業によるもので、中国で研究開発センターを設立した多国籍企業は750社に達したということです。（03／19）