中国警察の高官は31日、上海で開かれている2006年中国知的所有権保護フォーラムで、「知的所有権保護分野における国際協力を一段と強化させるため、知的所有権侵害犯罪に対する取締りの新しい枠組を確立すべきだ」と呼びかけました。
中国公安省経済偵察局の高峰副局長はフォーラムの席上、知的所有権侵害犯罪に対しては、生産から販売に至る全ての過程を効果的に取締りを行なう戦略をとる必要がある。また、国際間の情報交流を展開し、違法な商品の生産設備に対する追跡や知的所有権の所有者との協力を強化し、取締りの訓練などの面でも協力を進めるべきだ」と国際機関や各国の司法機関に呼びかけました。
なお、これまでの5年間、中国の警察当局は6700件以上の知的所有権侵害犯罪を取締り、一部の国境と地区を跨る犯罪網を検挙しました。
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