国務院の承認を受け、国家発展改革委員会は製品油の価格を26日から引き上げると決定した。ガソリン、軽油の価格は1トン当たり300ー200元の上昇となる。同委員会は同時に、一部の社会的弱者や公益事業者には、優遇措置を取るとしている。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
中国経済の持続的かつ急速な発展を受け、国内消費の海外への依存度も高まりつつある。2003年以降、国際原油価格が大幅に上がる一方、国内の製品油価格は国際市場の価格より大幅に低く抑えられている。こうした「逆転現象」は石油精練会社の積極性を損なうとともに、製品油市場の供給確保や石油資源の節約に影響するもので、安定した経済運営を阻害する恐れがある。国家発展改革委の決定は、こうした状況を踏まえたもの。
「人民網日本語版」
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