アメリカの科学者が16日、H5N1型鳥インフルエンザウイルスのサンプルに対するヘムアグルチニン蛋白構造解析の結果、この種のウイルスは人から人へ感染するという変異を起こしていないことがわかったと発表しました。
これら科学者は、2004年に鳥インフルエンザ感染によりベトナムの児童の体内にあるH5N1型ウイルスを解析しましたが、これが1997年に死亡した鳥から検出されたH5N1型ウイルスとはかなり違うことが判明し、また、この二つのウイルスサンプルのヘムアグルチニン構造からみて、人から人へは感染しないことが示されています。
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