広東省でこのほど、高病原性鳥インフルエンザの患者一人が確認されました。これに備え、香港とマカオがそれぞれ感染防止の措置を取っています。
マカオは三項目の対策、個人の予防、鳥の管理強化、感染例の早期発見を改めて明らかにしています。マカオ特別行政区ではインフルエンザの感染拡大を防ぐ対応統合グループが6日会議を開きました。会議では、現在の防疫応変措置を厳格に実施し、内陸部や香港と情報交換を行ない、渡り鳥の生息地と関連場所を閉鎖し、鳥の密輸を厳しく取締り、市民の安全と健康を保っていくと決定しました。
一方、香港特別行政区漁業農業自然保護局は6日、養鶏の数を減らす計画を実施しており、5月までに鶏の数を200万羽に減らしていきます。
同局の報道官は「養鶏の数の削減は鳥インフルエンザ感染拡大を防ぐだけでなく、一旦感染が起きてもそれを早期に抑えられる」との考えを示しました。香港特別行政区政府は去年「鳥インフルエンザに対応する全面行動計画」を発表し、その中にも養鶏数の削減の内容が含まれています。
香港ではいま139ヶ所の養鶏場で280万羽の鶏が飼育されているということです。
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