国連のアナン事務総長の提唱の下、ガボンのボンゴ大統領と赤道ギニアのヌゲマ大統領は27日、ジュネーブで会談を行い、交渉を通じて両国の領土紛争を解決することで合意しました。
両大統領は共同コミュニケの中で、「両国は直ちに交渉を行い、陸地や海上の永久的な境界線を策定し、双方が争う3つの島の帰属問題を解決することを決めた。両国の専門家は3月15日ジュネーブで会議を開き、交渉スケジュールを制定し、年末までに双方の争いを解決するよう努力する」と表明しました。
国連のアナン事務総長は今回の会談に出席したあと、記者会見で、「両大統領は3月にアフリカで再度会合する」と述べました。しかし、具体的な時間と場所については明らかにしませんでした。
赤道ギニアとガボンの領土紛争は1970年代初めごろから始まり、石油ガスが埋蔵されているとみられるコリスコの3つの島の帰属問題が主な争点となっています。両国は1994年7月に交渉による解決を約束しましたが、これまで進展はありませんでした。
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