国連のアナン事務総長は9日、イランのウラン濃縮活動回復について、自制の態度を取り、交渉を通じてイランの核問題を解決するよう関係各側に呼びかけました。
アナン事務総長は、当日ニューヨークにある国連本部で「IAEA・国際原子力機関の理事会はイラン核問題を国連安保理に付託することを決めたものの、イランとEU・欧州連合はいずれも、双方の交渉は行き詰まり状態にあるとは考えていない。双方は、依然として交渉継続の意思を持っている。」と述べ、当面の危機を緩和させるため、情勢を一層緊張しうるいかなるやり方をも取らず、ロシアの提案を真剣に考慮するよう各関係側に呼びかけました。
同じくロシア外務省のカルギン中東問題担当特使は、「イランの核問題で、ロシアはイランとの対話に賛成している。ロシアはイランとの対話を中断させないため努力していく」と述べました。
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